日本橋三越初心者の私が良さを語ってみようと思います

先日、日本橋三越に行ってきました。
隣県で生まれ育っている私は足を踏み入れることがない場所でした。
たった2回の入店体験から三越本店を語らせていただくという、大変僭越なブログでありますm(_ _;)m。

日本橋三越初心者の私が、良かったと感じたのは以下の3点です。

1.建物に歴史あり。

公式サイトによると、日本橋三越本店の現在の建物は、昭和10年(1935)、6年の歳月を費やし増築改修されたもの。
完成当時は「国会議事堂」「丸ビル」に次ぐ大建築だったそうです。
平成28年(2016年)7月には、本館が「国指定重要文化財」になっています。

5階まで吹き抜けが通っており、1階から4階までの高さでそびえたつ、天女の巨大彫刻があります。

ルネッサンス様式の建物です。採光天井も芸術的です。

天女様の顔を探してみたら、わっ、小っちゃ!(@_@)。作品の壮大さが際立ちます。

福島県相馬郡中村町(現相馬市)出身の名匠・佐藤玄々先生の天女像、「まごころ像」は、完成までには約10年の歳月を要したそうです。

私は、以前に相馬に旅行をしたときに、「相馬市歴史資料収蔵館・郷土蔵」でこの像の写し(写真)を見ていたので、特に親しみを感じています。

相馬市の公式サイトには、以下の記載がありました。

昭和36年に相馬市名誉市民第一号となった彫刻家佐藤玄々は、三越百貨店本店(東京日本橋)の中央ホールに立つ『天女(まごころ)像』の作者として有名です。作家武者小路実篤は、天女像が完成したとき、「その美しさと大胆さは伝説の左甚五郎も及ぶまい」と感嘆しました。

(引用元)
福島県相馬市 相馬の歴史 歴史講座

前回日本橋三越に行ったときには、この像が立つあたりにリニューアル工事の張り紙がありました。スタッフの方にお伺いしたところ、「まごころ像」は変わらず残るとのことでほっとしました。

この像についてネットで検索すると、「子供心に怖かった」というコメントがちらちらと見られました。
本能的に畏怖を感じるほどの荘重な芸術作品だと思います。

この像は、三越さんのお客様に対する基本理念「 まごころ」をシンボリックに表現する像として、日本橋三越本店の象徴だそうです。
いつまでも変わらず、まごころがあるお店であってほしいと思いました。

2.買い物が楽しい

食品売り場は、お客さんも販売員さんも、人の密度が濃いように感じました。
ショーケースと人がみっしりと詰まっている感じが、私は好きです。

通路を歩いていただけなのに、気づいたら試飲や試食をした日本酒とごま製品を手に提げていました。
通常は激安とはいえない百貨店の買い物の付加価値を、薦める方がくださる情報や会話の楽しさ、商品のラインナップに感じました。
このときは試飲した日本酒が美味しかったので、「今日は重いものは持てないので後日ネットで購入しますね」とパンフレットをいただきました。
しかし、それではこの販売員さんにお薦めいただいた意味がないのだなと思い直して、その場で購入をいたしました。

帰り際には、トイレに行き忘れたことに気づき、先ほど歩いた通路を再度戻って、トイレをお借りしました。
その後、通った通路で薦めていただいた胡麻せんべいと白和えの素が美味しくて、また荷物が増えてしまいました。
嗚呼、トイレをお借りしたばっかりに大荷物(そして財布が軽くなり〜)(^▽^)/。

ここは、日本全国の最高峰の百貨店です。
その目にかなった商品に出会えて、最高の接客を受けることができる場所なんだろうなー、荷物も増えるよねと思いました。

なお、その胡麻製品は、私は知らなかった熊本の会社さんが製造されたものでした。
いい出会いでしたので、その後はネットで購入をしております。

購入にはいたらなかったエピソードもあります。
背広の男性社員の方に、あるお店の場所をうかがいましたら、お店まで連れて行ってくださいました。
しかし、お店の販売員さんには引き継ぎつがず、会釈をして戻っていかれました。
そのお店で扱う商品は、同じ商品カテゴリのなかでも日本最高級でお値段もお高いものでした。
おそらく、引き継ぐことで、私が意に反して購入しなければいけなくなることがないように、ご配慮いただいたことと思います。
そういえばここは、プロの一流の接客を体験できる場所なのだなと思い出しました。

ちょっと休憩してソファに座ってパチリ。階段も清潔で美しいのです。

3.オールインワン。広くいろいろなものを置いている。

「日本橋三越」の良さを語るにあたって、他を知らない私が比較できる店舗は千葉市にあった三越しかありません。
千葉三越は、昔はニューナラヤという店でした。途中名前が「株式会社千葉三越」、「三越千葉店」と変わって、2017年3月20日には閉店して33年の歴史に幕をおろしました。
子供の時に「千葉に行く」のは、お出かけや式典用の服を買うために一番いい服を着てデパートに行くという大イベントでした。
食事は大食堂、屋上のミニ遊園地が楽しみだったという微かな記憶もあります。デパートは、夢の国に近い場所でした。

そんななか、子供心に「デパートというのは何でもあるものだ」と思っていました。しかし、今思い出すと、本やレコードのコーナーがあったか思い出せません。あっても売れなかっただろうし買わなかったとは思いますが、小さなスペースでもいいのであってほしかったとなぜか感じていました。

今回、日本橋三越本店の「店内のご案内」を見たら、八重洲ブックセンターや山野楽器が入っていることがわかりました。
本やCDは一例ですが、なんでもあるという、間口の広さに嬉しく感じます。
年配の方で必要なものを自分で探すのが大変な方でも、日本橋三越さんに行けばなんとかしてもらえそうだという安心感を感じました。行きつけの百貨店には、ライフスタイルのトータルなコンサルタントの役割を果たしてほしいと思います

以上、私が日本橋三越に行って良かったと感じた3点でした。

 

さて、上に書きましたとおり、子供のころは、百貨店ならなんでも揃うと思っていました。
大人になっても、用事があれば百貨店に行く、という思い込みはそのままでした。
その後、気が付けば百貨店とは疎遠になっていました。
しばらく前に、ずいぶんと久しぶりにプレゼントを探しにデパートに行ったときに、感じたことがあります。
「百貨店」って逆に「百」しかない。
そこには、自分がピンポイントに欲しいものは、ほとんど売っていないのです。
今は、インターネットの登場により、日本のどこかにある自分が欲しいものにかなり近いものを、容易に、早く、入手できることが当たり前になっていました。

しかし、先日日本橋三越さんに行って、また気持ちが変わってきました。
百貨店は、気持ちが上がる、モノと出会って人を介して購入する体験をできる場所だと感じます。
時にはサプライズな出会いもあります。
「日本橋三越本店」にいって、今後はモノと出会う機会を大事にしたいと思いました。

 

三越さんのコピーに「飾る日も飾らない日も三越と」があります。
いつも一緒に、と、寄り添ってくれる優しさを感じるコピーです。
コンビニなら、あえてそっけなく、お客様に関心がないのがいいサービスの場合もあります。
でも、長い人生には、いい日も悪い日もあって。
人は、人とのコミュニケーションによってのみ得られる、心の糧が必要だと私は思っています。
百貨店は、そのわずかな接客時間のいくつかのやりとりの間に、大事にされている実感を感じて何らかの充足を得られる場所のような気がします。
また出かけたときは、三越本店の日本橋店に立ち寄りたいと思っております。

たった二回しか行ってないのに、語りすぎですかねえ…(^^ゞ。