阿佐ヶ谷姉妹「おしぼりをまるめたら」のこと

こんにちわ。
先日のヒルナンデスで阿佐ヶ谷姉妹が倉敷を旅する模様を、母とみていました。
すると、トレンドワードで阿佐ヶ谷姉妹がどんどん上がっていくではないですか。
「前から好き」
という方が多く、
「共感する私は多数派だったのだ!」
と納得しました。
ずいぶんとゆっくりブームが来たあたりは阿佐ヶ谷姉妹らしいと感じます。
本日は、その阿佐ヶ谷姉妹のデビュー曲、「おしぼりをまるめたら」
をご紹介いたします。

 

 

「おしぼりをまるめたら」は、「そんなことより気になるの」でお馴染みのタブレット純さんが、阿佐ヶ谷姉妹のために作詞作曲した曲です。
2015年9月30日に配信限定シングルとしてリリースされました。
ディスクでは、タブレット純さんDアルバム
『夜の贈りもの 〜タブレット純 ムードコーラス・セレクション〜』
にボーナス・トラックとしてオリジナル・カラオケとともに収録されています。

私はこの頃タブレット純さんが好きで、同月初旬に墨田区吾妻橋のアサヒ・アートスクエアであったライブ「純と姉妹1」に行きました。
「おしぼりをまるめたら」は、ここで初めて聴いたものと記憶しています。

メロディは美しく、でも歌うのは難しい。
歌詞は「昭和」で胸がきゅんとします。
歌詞は引用が難しいので、以下に勝手な解釈(過大解釈)で内容をご案内します。

————–
阿佐ヶ谷の路地裏の小さなクラブを、地味な姉妹でやっています。
姉か妹かどちらかが心待ちにしているお客様が訪れ、気持ちを抑えながらその濃密な時間を共有します。
彼女の儚い恋心を、お客様の男性は知っていて知らぬ顔をしているのかも。
数時間ののちには帰ってゆくその人へ、作ったウイスキーをマドラーでかき混ぜる行為さえ彼へ繋がる貴重な数秒です。

彼がトイレへ立ったら、扉を見ながら時間を計って保温器の扉を開けておしぼりを出して。
丸めてあったおしぼりをハラっとほぐして彼に渡すとき、誤ったふりをして指を絡めてしまうかも。
でも、彼がトイレで不在の短く長い待ち時間に彼女は、自分には見えない彼の「ほんとうの愛」のことも考えてしまうのです。

思いは上がって胸の詰まるような気持ちでも、邪魔にならないよう息を詰めて言葉を選び、彼の時間を全身で包みます。

すべてのお客様のために、そして特別なひとのために。
夕暮れ時の阿佐ヶ谷のクラブで姉妹2人は、思いを込めておしぼりを一枚一枚まるめるのかもしれません。
————–

以上は、かなり私の希望が入った内容改変でした。
2人はもう少し先まで進んでいる、という見方もできますが、私は姉か妹の「片思い」という解釈をしたいです。

ご興味があれば、もとの歌詞を
「おしぼりをまるめたら 歌詞」
で検索して見ていただけたら嬉しいです。

 

 

私が20代の頃、飲み会の度に連れていってもらうクラブがありました。
トイレから出てふと見ると、ドア近くでお客様の男性と話すチイママが泣いていました。
「あら、見てはいけないものを見てしまったわ」
とそそくさと立ち去った記憶があります。

同僚の男性に伝えると、ケロっと
「よくあることだよー」
と言われました。

この小さなことが、この曲が実感をもって胸に迫る、自分のベースになっているように思います。

 

 

この曲がリリースされてから、私はどこにいっても歌っていました。
クラブで歌って若い女の子たちと話をしたら、共感してもらえませんでした。

「だって素敵なお客さんにトキメいたりしないの?」

と聞くと、

「素敵なお客さんなんて来ないですよー」

と言われました。

ああ ( ゚Д゚)。

現代での是非はともかくとして、
「遊びなれたスマートで魅力的な男性」と、
「控えめで一途な女性」
の両方がいないと成り立たない曲なのかしらと少し寂しくなったものでした。
やっぱり昭和なのでしょうか。

やはり是非は別として、私は熱烈にこの曲が好きです。そういう時代に生きていたのです。
多くの人に聴いて知ってもらって、この曲に心が震える人のところに届いたらいいなあ。
(YouTubeで検索するとでてきちゃいます。)

そして、ここまでお読みいただいてありがとうございましたー。
4年来思っていたこんなことを書ける、ブログという手段を持ててそれも幸せでーす!

(オマケ)
2015年のライブ「純と姉妹1」では、阿佐ヶ谷姉妹の姉江里子さんの歌「朝陽のあたる家」に私は圧倒されました。
今回、同曲をテレビで歌われたときのYouTubeを見つけて何度も再生してしまいました。
ファンでなくても、歌がお上手な江里子さんの意外な振れ幅は必見です~。
2分もない動画ですのでよかったらー♪