人吉温泉 元湯 熊本県人吉市

先日、一人旅で熊本県人吉市に行きました。県の最南部にあり、宮崎県、鹿児島県に隣接する市です。
歩ける範囲に多くの名所がぎゅっと詰まった歴史のある街で、観光に向いています。
人吉は温泉も多い街です。
私は、駅前のステーションビジネスホテル天守閣さんに泊まりました。
温泉は知人おすすめの、人吉市役所そばの「元湯」さんにいきました。

元湯データ
朝6時から22時まで
定休日 1/1のみ

しばらく歩いたところで振り返って、人吉駅を撮りました。

「元湯」は昭和9年創業のかけ流しの公衆浴場です。
朝の6時から夜10時まで開いているのが助かります。
私は、朝5時半過ぎに人吉駅前のホテルを出て、歩いて元湯に向かいました。
日本三大急流の球磨川にかかる人吉橋を渡り、ゆうれい寺と名高い永国寺により、相良藩の武家屋敷や米焼酎の老舗である繊月酒造の工場を眺めつつ散策しました。
明るくなるころには、すれ違った自転車のおかあさんから「おはようございまーす!いいタイミング~!」の声が。

この町は小学生や中学生が、知らない人にも「こんにちわー!」と挨拶をしてくれます。
昨日の夕方、お店の前で店主さんと立ち話をしているときにも、自転車で走り抜ける子供たちが次々に私たちに明るい声をかけてくれました。
店主さんに「みんないい子たちですねえ」と言うと、「そうなんですよ」と仰って彼らの背中を見る優しい目が印象的でした。

それが今朝は、おかあさんにも挨拶の声をかけていただき、嬉しくて歩く足取りも軽くなりました。

朝の元湯さんです。

朝6時を過ぎて元湯の建物の「女湯」側に入ると、既に2人ほどの女性が来ていて一人は帰るところでした。温泉が、生活のルーチンに入っていると感じ羨ましく感じます。

番台で200円のお風呂代と石鹸代20円を渡して、鍵付きロッカー用のカギをもらいます。
旅行者が気になるセキュリティについては、ご安心ください。万全です。
鍵付きの大き目のロッカーが8個あり、財布等の貴重品入れもあります。何より、脱衣所の鍵付きロッカーは浴室からガラス越しに見えています。
キョロキョロしながら、湯冷めしにくそうなお湯を思ったより深い浴槽で満喫しました。

その後浴室から上がって着替える際、昔のドラマ「時間ですよ」を思い出しました。
男湯と女湯と番台と、もちろん見えることはありませんが、きっちり仕切って境界を作っているわけではないオープンな場所です。
ドラマお決まりの男性の乱入で「キャーーー」と叫んでいた女性たちは、毎回「でもそんなものよね~」と思っていたのではないかと感じました。
セキュリティが、とか細かいことを考えていましたがこのオープンさが心地よいことに気づきました。併せて、自分の周りについていたガチガチな角が少し落ちたような気がしました。

挨拶をして元湯を出ると、来たかった相良護国神社がすぐ斜め前にあります。神社に入る前に振り返ると、元湯の入口は角の両方に出入口があると気づきました。広い駐車場への出入りも楽そうです。
相良護国神社は庭園が綺麗な明るい場所でした。参った後は人吉城址を見ながら水の手橋を渡ってホテルへ向かいます。
球磨川の川音を聴いて風に吹かれて、気持ちを軽くしてホテルに帰りました。
「ただいまー。」

朝の元湯、おすすめです。
そして次は、人吉名物の夜の霧の時間に元湯にいきたいと思います。