私が思う「くまモン」のいいところ3つ

あまりにも有名なキャラクター、「くまモン」は、熊本県の営業部長でありしあわせ部長です。
今回は、一くまモンファンの私が独断で考える、くまモンのいいところを紹介いたします。

 

1.黒い身体

くまモンが熊本のPRでトマトやキュウリ、ナスを持つと、バックのくまモンのモフモフした黒い身体を背景として野菜の鮮やかな色が映えます。
新鮮さが際立ち、美味しそうなのです。
野菜に限らず、いきなり団子の白の美しさにも惚れ惚れしたことがあります。

キャラクター論などでよく言われることではありますが、くまモンはいろいろな県産品を複数身にまとうわけでもなく、シンプルにただの熊でしかありません。
だからこそ何でも引き立てることができ、またそれが黒であったことは素晴らしいと思います。

2.半開きの口元

「くまモン、どこ行くの?」という写真集があります。
本日調べたらAmazonで新品を買えない状態で、「あんないい写真集がもう絶版?」と悲しくなりました。
職場でミスコピーなど失敗ばかりして落ち込むくまモンが、熊本を旅してリフレッシュして帰ってくるストーリーです。
私はこの写真集が好きで、何度も本を開きました。
町や村や海や学校を旅するくまモンの表情が、魅力的だったのです。

実はこの写真集を始めて開いたとき、こんなに顔が違うのならいくつもの「ガワ(キグルミ)」をそろえたのでは?と思いました。
(「ガワ」などとファンにあるまじき発言をお詫びします)
しかし実際は複数のキグルミで顔を変えたのはなく、不思議なことに一体のくまモンの顔がその場その場で表情を変えるのです。

それを実現するのは、半開きの口なのだろうと思っています。
古くは能面、また最近では某所の人気キャラクターが口が半開きです。
キティちゃんに至っては、口がありません。

キャラクターの顔は通常動きません。
その顔に、読み取る側が状況に応じて想像力を広げて表情を感じるためには、曖昧な口元にしておくことは有効だろうと思っています。

くまモンの場合、目もシンプルに平行に配置されています。
これが、上を向いたり下を向いたりすることで、困っていたり、希望でキラキラしていたりと、全く別人になります。
そして、どれもカワイイのです。

 

 

もう四半世紀近く前に、私は「たれぱんだ」というキャラクターにはまりました。無表情でだらっと寝ているパンダは、どうにも可愛かったのです。

その頃職場で
「何をもって人はカワイイものをカワイイと感じるんですかねえ」
と言ったことがあります。

すると、
「目が離れていて顔の重心が低いものはカワイイと感じるようにできているんですよ。」
「それは赤ちゃんを可愛いと感じる気持ちに通じていて、種の保存として必要な本能なんじゃないですかね」
と言った方がいました。

「そのへんは認知心理学の領域ですかね」
とも言われて、その興味を長いこと棚上げにしておりました。

その数年前に同じようなことを言ったときは、やはり職場の男性に
「それは何かをカワイイという自分が可愛いんじゃないんですか?」
と言われたことがあり、
「そこはちょっと違うんだよなー」
と男性と女性の違いなのかなあと感じました。

本当に可愛いと感じているつもりなので、女性は本能的な母性が備わっていることでより「カワイイ」ことに敏感のかなあと思いました。

キャラクターをかわいいと感じて見に行ったり追いかけたりする気持ちの元を、そのうちもう少し探ってみたいです。

 

さて、最後に、私が主観的に思う「くまモンのいいところ」をお伝えします。

3.いろいろな立場を持っている

私が初めてくまモンのことを知った頃、くまモンを孫のようにカワイイと思っていました。孫を持ったことはないので、想像で「孫ってこんなふうに可愛いのかしら?」と思ったのです。
そのうち、やんちゃなくまモンのことを心配するようにもなりました。
しかしある日「くまモンは部長で上司なので私が心配するのは僭越」と考えて気にしないことにしました。

そしてくまモンのことを気にする余裕がない現在は、
「目に見えるイラストやスーパーで踊る立体などいろいろな形のくまモンは仮の姿で、あれの本体は熊本を守る神である」
と感じています。

半開きの口を持つ顔にこちらが思う表情を感じるだけでなく、こちらが必要な立場を提供してくれる幅の広さが魅力です。
子供であり孫であり彼氏であり、子供たちにとってはお兄ちゃんであり、くまのモンスターであり…。
そうして、このまま愛され続けてほしいものです。

これから歩むくまモンの長い歴史には、まだまだ波乱万丈があることでしょう。
大小の波を乗り越えて、くまもとのために末永く存在してほしいと思います。
がんばれ、くまモン〜\(^o^)/。