阿蘇神社「御田祭(おんだまつり)」について調べてみました。

首都圏から熊本を応援する「クマコネ」という会でのご発表で、「御田祭(おんだまつり)」という名前を知りました。
御田祭は、毎年7月26日と7月28日に、それぞれ熊本県阿蘇市の「国造神社」と「阿蘇神社」で行われる農耕祭事です。
白装束の行列がアマチュア写真家の方にも人気というお話をきいて、興味を持ちました。
そこで、今回は「御田祭」を阿蘇神社を中心に調べてみました。

 

阿蘇神社では3大祭(※)の一つであり、阿蘇神社最大の祭です。
※ほかに春の「田作祭(たつくりさい)」、秋の「田実祭(たのみさい)」があります。

正式には「御田植神幸式(おたうえしんこうしき)」といい、「御田祭(おんだまつり)」は通称となります。
毎年7月28日に、阿蘇神社の十二の御祭神が4基の神輿に入られて、総勢200名になる行列を伴って今年の稲の育成状況を見回る神事です。
千年続いている祭だそうです。
昭和57年には国重要無形民俗文化財の指定を受けました。

この行列で一番印象深いのは、「宇奈利(うなり)」と呼ばれる白装束の14名の女性です。「唐櫃」という重そうな桶を頭に載せて歩きます。
頭は白頭巾を被って目のまわり以外はほとんど覆われており、この14人が緑の田を背景に歩く姿は幻想的で、写真映えします。

「お見回りで神様もおなかがすきますよね」ということで、宇奈利さんが神様のお弁当を持ってお供をするそうです。
宇奈利さんが14人いるのは、御祭神12柱と、阿蘇の火の神さまと、水の神さまの分とのことです。
行列には他に、先頭で道案内をする猿田彦命(さるたびこのみこと)をはじめとして、大人数、多種類の役割の方があとにつきます。

行列が阿蘇神社の神幸門を出て、途中中継地(御旅所)の「一の御仮屋」、「二の御仮屋」、還御門から「阿蘇神社に戻って」の3回、それぞれ神事を行います。

見物客は神輿に稲を投げて、稲が屋根に多く乗れば豊作になると言われます。落ちた稲を自分の田に植えると虫がつかなくなるとも言います。また、地元の方は子供の頃から毎年「一の御仮屋を出発した後の」神輿の下を、くぐって往復して、無病息災を願うそうです。

神輿が進行する際に歌われる「御田歌」は保存会も存在する難しい歌だそうです。
生で聴いてみたいものです。

 

ところで、これを調べたときに私が驚いたことがあります。
この御田祭は、熊本地震の3ヶ月後の2016年7月末にも行われたそうなのです。

以下の動画に、胸があつくなりました。
公式の予告と、祭の実施後の映像です。

(以下2つは動画です。音が出ますのでご注意ください)
2016年、祭り開催前の予告編
【千年以上の歴史を絶やさない。阿蘇神社 御田祭 予告動画】Onda-matsuri Official Trailer
2016年、祭り開催後の公式動画
【阿蘇神社 御田祭 公式動画】Onda-matsuri Official Movie

あの日から3ヶ月
地震を理由に中止はしない
今こそ地域一体となり
復興へ

【阿蘇神社 御田祭 公式動画】Onda-matsuri Official Movie

 

私は先月に御田祭を知って、いま調べて、2016年7月の動画を見て、驚きました。
守る物があり、続けるべきことがあって、同じことを考えている人たちが近くにいるということは強いと思いました。
生まれながらに所属している場所がすばらしい場所であることを、羨ましくも思います。

前回書いた阿蘇西農園さんの「桃農家の飲む桃酢」のときに同じく、熊本に対して、阿蘇に対して、自分を大事にしつつ私ができることは何かを再度考えてみたいです。
そのためには、一人で完結するのではなく、人の話をいろいろ伺ったり、聞いた話を思い出したいと思います。
また、より知見を広げて、それが何かの役に立てたらと思います。

そういえば、御田祭を今ご紹介するのは季節外れです。
来年7月阿蘇に、皆様も足を運んでごらんになってはいかがでしょうか。
とはいえ、そういう自分も熊本までなかなか出かけられないので、御田祭で五穀豊穣を願ってきた歴史の賜物のお米をいただいてみたいと思っています。
ネットショップで応援、再開したいです~(^▽^)/

阿蘇の新米 2018年産(平成30年)|熊本阿蘇の逸品ネットショップASOMO