2018年1月に小田原に行ってきました(その2)

こんにちわ。
今日のブログは、以下のブログの続きです。

1月に小田原に行ってきました(その1)

えっ、今頃つづき?
そう、今頃。
なぜなら今朝のテレビ番組で小田原城が映っていて、案内の方の法被を見て思い出したからです。

今日のテーマは、北条早雲公の
「早雲寺殿廿一箇条」
です。

「そううんじどの21かじょう」
と読みます。

 

 

明応4年(1495)、関東で理想の国家を作ろうと小田原城に入ったのが北条早雲公です。

確か歴史館みたいなところで撮影した資料です。

北条は北条でも鎌倉時代の北条氏とは別なので、早雲公以降の北条氏を
「後北条氏」
とも言うそうです。

この早雲公以降の約100年の
「北条五代」
が現在も市民に慕われているのです。
私が行ったときは、
「小田原北條五代祭り」
のポスターを目にして気になっていました。
なお、早雲公は自分で北条氏を名乗ったことはないそうで、出自などいろいろ謎です。

「早雲寺殿廿一箇条」
は、家訓であり早雲公が家臣に伝えたものと言われています。

小田原市 | 早雲寺殿二十一箇条

上記公式サイトの書き下し文から、各条を簡単に転載させていただきます。

第一条 仏神を信じなさい
第二条 朝は早起きしなさい
第三条 夜は早く寝なさい
第四条 何事も慎み深くしなさい
第五条 常に素直で正直な心を持ちなさい
第六条 分をわきまえて質素でありなさい
第七条 身だしなみに注意しなさい
第八条 出仕したときの心得
第九条 拝命や復命の心得
第十条 主君の前で談笑などをしないこと
第十一条 何事も人に任すこと
第十二条 読書をすること
第十三条 重役が伺候した時の礼儀のこと
第十四条 嘘をつかないこと
第十五条 歌道を学びなさい
第十六条 勤務の合間に乗馬の稽古をしなさい
第十七条 友人を選びなさい
第十八条 外壁や垣根を修理すること
第十九条 門のこと
第二十条 火の用心のこと
第二十一条 文武を兼備しなさい

静岡大学名誉教授の小和田哲男先生の
「『早雲寺殿廿一箇条』の世界」には、以下の記載がありました。

(前略)
とあるように、早雲・氏綱に流れるのは、質素倹約であった。この精神が、領国支配を安定化し、さらに飛躍させていった原動力だったと考えられる。そしてその精神は、「早雲寺殿廿一箇条」にあふれているのである。

領民に対し、誠実な心持で接することが大切なことを説いており、これは二十一か条に共通して流れる早雲の思想でもあった。

小和田先生は、特に第五条、第十四条に早雲公の誠実さを見ておられます。

第五条
常に素直で正直な心を持ちなさい
礼拝をすることは、身をただすことだ。心を正しく柔和に持ち、正直を信条にして上の者を敬い、下の者を思いやり、あるものを受入れ、ないものを求めず、ありのままの誠実な心掛けは仏神の思いにかない、礼拝をしなくても加護がある。礼拝をしても心が歪んでいれば天道からみはなされる。

第十四条
嘘をつかないこと
上下万人に対して、ほんの少しでも嘘をついてはならない。どんな時でもありのまま正直でいるべきだ。嘘を言い続けると習慣になって一々つつかれ、いずれは人に見限られる。人から糺されるのは一生の恥と心得なさい。

何れも以下のサイトから転載
小田原市 | 早雲寺殿二十一箇条

小和田先生はまた、こうも仰っています。

「悪逆無道な」といわれる戦国武将が多い中で、軍略的には別として、早雲のこの誠実さは異色である。

確か小田原は税のシステムも異色だったような…。
ネットで調べると、また小和田先生の記事に行き当たりました。

百姓がいなくなれば、当然、田畑は荒れ、年貢収入がみこめないわけで、領主としては一大事である。そうした危機に直面した氏康は思いきった改革に着手した。その一つが税制改革である。北条氏は初代早雲のときから、基本は四公六民、つまり、収穫量の40%を年貢として納入する形で、この低率は他国の百姓もうらやむほどだったという。氏康は年貢率はそのままに、その他の税の納め方を新しくしているのである。

租税10%統一と徳政令で農民を救った北条氏康の徳 | 戦国武将の危機管理 | 小和田哲男 | 毎日新聞「経済プレミア」

こうして転記をしながら、
「早雲公から以下五代、これは慕われるはず!」
と感じました。

 

 

私が2年前に小田原に行ったとき、そこでお会いした方に
「駅前にあんなに大きな像があって、こうしてお祭りもして、北条氏は小田原市民に慕われているんですね」
と話しかけると、
「そうだよねー。」
と深く同意されていました。

2014年5月3日には第50回を迎えた「北條五代祭り」です。
長い年月を経て昭和の時代に、偉大なリーダーへの市民の感謝の思いで再度花開いて開催に至ったのでしょうか。

興味があるのでいつか行ってみたいと思いましたが、今年の祭は当然中止になっています。

 

 

駅前の早雲公の大きな像から始まった私の小田原への関心は、ゆるゆると2年経って
「北条ファン」
に形を変えそうな様子です。

どこの歴史上の偉人も、
「大河ドラマに!」
と地元の熱い応援を見かけますが、北条五代も同様に後押しがあるようです。
私も応援したいです。

そしてまた、いつか小田原へ!北條五代祭りへ!
お出かけ欲がひとつ増えた本日でした。