【美しき日本の言葉】歯医者さんに行ってきました

こんにちわ。
先日、また歯医者さんに行ってきました。
今日のブログは、そのときのことを書きます。

 

 

担当の先生は、入ったばかりの新人先生です。
ガリガリチーチー、大変そうです。
そして途中で私は、んん?と耳をそば立てました。

「口を、あいて来てください」

ちょっと動揺してボーッとしてしまいすぐに口を開けられず、先生からは
「口をあいてください」
と再び催促をされてしまいました。

落ち着いたところで、

「ご出身はどちらですか?」

とうかがうと、

「新潟です」

とのこと。
不審に思われただろうと思い、

「聞き慣れない言葉だったので、遠方のご出身かと思いました。」

と伝えました。

その後の治療でもバリバリ
「口をあいて来てください」
だったので、私が変なことを言ったのに気にされた様子がなくて良かったことだなあと思いました。

新人先生は随分頑張ってくださったのですが、途中で先輩先生に担当が変わりました。

「はい、よろしくお願いします」

と続きの治療に口を開けました。

するとしばらくして、

「はい、噛んで来てください」

 

・・・えーっと。

新潟の学閥とかあるのかしら。

 

治療が終わって初めて先輩先生の顔を見るなり、

「先生のご出身はどちらですか」

と聞いてしました。

「千葉です!」

…えーっと。

先輩先生の笑顔の奥に、
「なんでそんなことを聞くんだろう」
と不審の光が見えるような気がします。

「どうしてですか?」
「聞き慣れない…(以下似たような文)」

「あっ、山形に住んでたことがあるから」

「ああ、山形は新潟と近いですもんね!」

「???」

みたいな感じでその日の治療は終了しました。

「たいへん興味深かったなあ」
と歯医者さんの扉を出たその日の夕方でした。

 

 

なにも調べていない状態でこれを書いていて恐縮ですが、
「優しい言葉なんじゃないかしら?」
と感じました。

「口を開けてください」
は丁寧でも命令です。

「開けて」が「あいて」に変わって「あなたへの命令」感が薄れたうえに重ねて、
「来てください」です。
まあ命令なんですけど、なんか自由意思を尊重するような語感だと思いました。


レッツ バイト!
レッツ オープン ユア マウス!

山形、新潟の方の県民性を調べようと思ったことでした。

 

熊本の言葉も、子供にも敬語を使うような優しいところがあります。

●●さんが■■されとらす。

みたいな感じだったか。

子供に「さん」をつけて、語尾は敬語。
子供の頃から、一個の人格として認めているような言葉が、私には新鮮でした。

そんなことまで、思い出しました。

 

 

急いで本を見てきたら、新潟も山形も真面目で勤勉で正直な県民性とのことでした。

そうなのか!

口を大きく開けない私に、辛抱強く付き合ってくれてありがとうございます。

あらためて感謝をし、趣深いなあとあらためて思った本日でした。