榊巻亮 著「世界で一番やさしい会議の教科書」を読んでいます

こんにちわ。
今日のブログは、榊巻亮先生の、
「世界で一番やさしい会議の教科書」
の本の感想です。

 

 

この本では、「グダグダ会議」の改革方法を「ストーリー仕立てで」説明します。
主人公は、入社2年目の「鈴川葵」です。
冗長でまとまらない会社の会議を、ぺーぺーの葵が小さなことから変えていくのです。

その手助けをするのは、
業務改革のコンサルタントである父や、
葵が始めた小さな改革の重要性を理解した先輩の片澤武、
その他登場人物です。
一方自分も新入社員の頃に改革を志して失敗した大先輩「幸田雅史」は、何かと葵にイヤミを言ってきます。

私はこの「ストーリー仕立て」というのが嫌で、最初は読むのを躊躇しました。
それでも購入したのは、レビューで評価が高かったからです。
読んでみた結果、私は
「やっぱり、これを選んでよかった!」
と思いました。
小さな状況が具体的に設定されているために、スムーズに頭に入ってくるのです。

初めて会社の会議に出た葵は、グダグダでつまらなくて眠いその会議について家で愚痴りました。
すると父から、
「ファシリテーションする人がいれば劇的に良くなる」
と言われます。
続けて、父は葵に言います。

ファシリテートって『促進する・容易にする』って意味なんだ。ゴールを達成するための活動を促進するってことだ。会議ファシリテーションって言ったら、『会議を促進する』って意味になる。会議は何かを決める場だろ?だから、何かを決めることを促進する・容易にする技術ってことだ。そのためにいろんな工夫をする、それがファシリテーションになるんだ。

そして、父のアドバイスに従ってぺーぺーの葵が次の会議でしたことは、会議の最後に
「私の理解のために、決まったこと、やるべきことを確認したいんですが…」
と切り出し、
「この会議で今日決まったことは●●」
「今後やるべきことは、▲▲と■■」
「だと思うのですが合ってますか?」
と言うことでした。
その結果、実は参加者の認識が合っていなかったことが初めて判明しました。
そして、
「今後、誰が、何を、いつまでに、どうするのか」
をはっきりさせて会議が終了したのです。

 

 

この本では各章ごとに、
「父の日記」
というコーナーがあります。
熟知している娘の性格や一番下の立場であることを踏まえてアドバイスをした父による、一歩先の解説です。
これが面白い。
改革に対する抵抗勢力に屈しないよう笑顔でごまかすとか、そうしてとにかく続けていくとか、正論だけではない生々しく泥臭い知恵を授けてくれるコーナーです。
今回葵は「隠れファシリテーター」としての仕事を立派にこなしたこともわかりました。

この第2章は、
「確認するファシリテーションを始める」
というタイトルです。
このあと、
第3章 書くファシリテーションを始める
第4章 隠れないファシリテーションを始める
第5章 Prepするファシリテーションを始める
と続き、葵はどんどん成長していくのです。

 

 

あっという間に読んでしまう楽しい本であり、忘れっぽい私でも断片が身体に残りました。
現実に葵のように会議に参加するにはこの本を読み直したいと思います。
また体系的に理解を深めるためには
「世界で一番やさしい会議の教科書 実践編」
という本も出ています。

私が会議の本を読んだのは、この榊巻先生の本が初めてです。
たまたま最初に選んだのが葵の成長物語でしたので、今回は浮気せず、まずはこの2冊をもう少し深く理解したいと思っています。

会議経験は少ない私ですが、会議の問題児になったことは何度もありました。
お恥ずかしく、思い出すと顔が赤くなります。

これから物事にどうかかわっていくか、そのひとつのケースとして、考えさせられた有意義な本でした。
おすすめですー!