井出 留美著「賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか」を読んでいます

こんにちわ。
今日は朝から、
井出 留美著「賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか」
を読んでいます。
このブログでも、この本について書きたいと思います。

実はこれ、2018年の秋に購入して手をつけていなかった本です。
199円で購入しているところをみると、幻冬舎の本なのでフォローをして割り引き待ちをしていたのでしょう(いま普通に買うと815円)。
そしてこの本、購入のきっかけが初めてのパターンです。
ある日、総武線各駅停車で向かいに座っていた女子中学生が読んでいたのです。
ドキっとしました。

えーと。
ワタシそんなこと気にしたことなかったよ、
おばちゃん意識か低くてスミマセン(泣)。

というわけで、その電車のなかで即座に電子書籍サイトのフォローをした本でした。

そしてこれから届く通販のレモンが規格外品なので、ふとこの本を思い出して読みはじめました。

 

 

著者の井出留美さんは、食品ロス問題専門家であり消費生活アドバイザーでいらっしゃいます。
私がこの本を読んで特に気になったことは以下の点でした。

◼️知らなかった単語がいっぱいある
目次のタイトルをいくつか抜粋して、以下に転載させていただきます。

1日古いだけで納品が拒否される「日付後退品」問題

賞味期限より前に棚から撤去されてしまう「3分の1ルール」

消費者のゼロリスク志向が賞味期限を短くさせている

なぜ日本ではドギーバッグが普及しないのか

「おそなえもの」をシェアする「おてらおやつクラブ」

家庭で余っている食べ物を持ち寄る「フートドライブ」

「食品ロス」を「支援」に変える「フードバンク」の活動

郵便配達の人が食品を回収する「Stamp Out Hunger(貧困撲滅)」

低所得者がスーパーで飲食物を受け取れる「フードスタンプ」

なかでも私が驚いたのは「日付後退品」でした。
スーパーなどの小売店は、当日納品の商品が前日納品した商品の賞味期限より1日でも前だと納品を拒否するケースがあるそうです。
そういう日付の逆転が起きた商品は、「日付後退品」と呼ばれ、納品側は管理をしなければいけない。
そのため、賞味期限が3ヶ月を越える商品では年月日表示から年月表示になっているものもあるとのことでした。
そんな商習慣があるとは知りませんでした。
確かに、拒否された荷物がトラックで戻るのは無駄です。

ほか、それぞれの言葉の意味は、本で読んでみていただければと思います。

さまざまな支援があることを知り世の中は進んでいるのだと感動しつつ、変化というのは簡単にはいかないのだとも感じました。

◼️食べ方のマナーは習うのに「買い方」のマナーは習わない

確かにそのとおり。
別件ですが、片付けの魔法のこんまりさんかが、
「片付け方は教わっていないからわからないのだ」
というようなことを仰っていたことを思い出します。

「賞味期限のウソ」の本のこの項目では、今時の家庭科の教科書の記載を、東京書籍、開隆堂の二社で比較しています。
開隆堂さんの教科書では、
「お金や資源には限りがあるのでNeedsとWantsにわけて順位を考える」
「購入以外にリフォーム、リメイク、譲渡、レンタル、シェアという選択肢もある」
と、買わない選択肢の紹介が高評価でした。
比較はそのあとも続きます。

私たちの頃の家庭科の本には、何が書いてあったのか。
そう、男子は同じ時間には「技術」をならっていたので、当時「家庭科」は本さえ手にしていません。
時代が変わり、教育も変わるのだと驚いたところでした。

◼️余剰農産物の廃棄はなくせるか
米国には余剰農産物を買い取り困窮者のために活用する仕組みがあるそうです。
また、フランスでは大手スーパーが規格外野菜を生鮮食品売場の最も目立つ位置で販売する取り組みがなされて、試食などで購入に結びつけることができたとか。
イギリスでも同様の取り組みがされており、それらはEUの食品廃棄削減の方針が背景にあるとのことでした。

日本でも、複数の団体が種々の取り組みをしているそうです。
昔からテレビで「余剰品は廃棄」という映像を見てきましたが、有効活用されるとなれば素晴らしいことです。
また、それには消費者が規格外の農作物への価値を認めるという意識の変容も必要なのではと私は感じました。

価値に対して対価を払う。
何でも安ければいい、とかクリエイティブな見えないものの対価を軽んじるといった消費者エゴを
「ダメだよね」
と今ここで非難しようとしている私です。
しかし一方で電子書籍は安くならないと私は買わない。
「これもエゴなのかなあ、うーん」
と唸っています。

詰め替えのシャンプーや洗剤は、たいがいボトル入りの同容量よりも高い。
日々「どうあるべきか」を試されている気がする最近です。
疲れるよー。

話がずれていってゴメンナサイ(≡人≡;)。

 

 

まだまだ読みかけで、今回もまた浅い感想文です。
今回は特に本筋と違うところで
「うっ」
と唸ったところがありましたので、それを書きたいです。

◼️あなたがどんな人間か、買い物カゴの中身でわかる

これも、ある章の中のタイトルのひとつです。
たまたま私は、そんなタイトルのブログを書いていました。
【ひとんちのカゴのなか】おかあさんといっしょ(その47)

誠に恥ずかしいけれど、まさにそのとおりなんですよね。

あなたは、買い物でカゴをいっぱいにすることに喜びを感じてはいないでしょうか。カゴの中身を、堂々と人に見てもらうことはできるでしょうか。

◼️あとがきでびっくり
プロフィールによると、井出先生は「日本ケロッグ」でお仕事をされていました。
本のあとがきに、過去の広報のお仕事で取材に行った工場で、井出先生が気づかれたことが書かれています。
少し長くなってしまいますが、下記に引用させていただきます。

「工場では、ボタン一つで自動的に生産しているのだろう」と高をくくっていた私は驚きました。原材料である農産物は“生き物”でした。生産国や生産日により組成が異なるため、現場では、それに応じて調理条件を微妙に細かく変えていたのです。工場の人は、ただボタンを押す人ではなく、匠の技を持つ職人でした。10年以上、食品メーカーに勤務していた私たちですら、原点を忘れていました。
よく「作った人の顔が見える食べ物は捨てない」と言います。その点、工場生産された食品は、農産物などと違って無機的に見えるかもしれません。でも、その中には多くの人の存在と命とエネルギーが詰まっているのです。

あっ、ミルクボーイの漫才!

M-1で「煩悩の塊」と表現したコーンフレークは、虎の絵のケロッグさんの商品でした。
「コーンフレークの生産者の顔が浮かばへん」
という名言の後、ミルクボーイはケロッグの工場で働く「生産者さん」と顔を合わせることもできました。
粋な企画でした。

このあとがきがミルクボーイの活躍を予言していたようなシンクロに、嬉しくなってしまいました。
ミルクボーイ、ワタシ大好きなので
(*≧∇≦)ノ。

 

 

さて、本を読んでの結論から言えば、一番の感想は
「ただただ反省」
です。
自分がフードロスを引き起こしている人であることを自覚できました。

また、フードロスという問題を、問題として認識していなかった自分にも気がつきました。
この本は、そんな私でも
「今日から何をしたらいいか」
をわかりやすく教えてくれます。
各項目ごとの最後に、まさに
「今日からできること」
という具体的なことをいくつか書いてくれているのです。

巻末には
「今日から家庭でできる、食品ロスを減らすための10カ条」
もあります。

私は、母の「ダブルソフト」はやはり可能な限り長い賞味期限のものを探すことにします。 6枚のパンの消費に5~6日かかるからです。
しかしそれ以外は、素直に棚の手前から速やかに食品をとろうと思いました。
これは、長く生きてきた中で自分の常識を大きく変える行動です。
テレビで見て
「確かにそうだよね」
と思いながらもなかなか実行には移せませんでした。
意識して変えたいと思います。

規格外レモンが、積ん読本から一冊抜くきっかけをくれました。
うしゃ、そろそろ配送の営業所にレモンをとりに行かねば。
今日もお読みいただき、ありがとうございました!