好きなマンガ「娚の一生(西炯子 著)」のご紹介です

こんにちわ。
今日のブログは、西炯子先生のマンガ
「娚の一生(おとこのいっしょう)」
について書きます。
なお今手元に本がないので、記憶だけで書きます。
間違いがあったらごめんなさい。

 

 

西炯子先生の作品では、以前に私が一番好きな「STAYリバース 双子座の女」をご紹介しました。

【西炯子/STAYリバース 双子座の女】私が読んだ服飾マンガ(その2)

「リバース」は性同一性障害の生徒会長男子が主人公でした。
「娚の一生」は、こじらせたエリート30代女子と、初老の大学教授との話です。

一流企業で地熱事業を担当している主人公(たしか名前は「つぐみ」)が、故郷で祖母の家に一人で住むことにします。
彼女に家の鍵を預けていた祖母は、その間に亡くなりました。
しかし、ほかにも祖母から鍵をもらっていた人がおり、それが哲学専攻の大学教授です。
彼は、関西弁でやや強引に彼女に好意を伝え、彼女は拒みつつ、彼と祖母との関係を気にしつつも彼に惹かれていくのでした。

私がこのマンガでよかった点は以下のとおりです。

◼️大学教授が好き
この人が、私のツボなのです。
メガネ、手、指、目つき。
彼について出てきたキーワードの中では、
「学究肌」
という言葉にも萌えました。
揺れる彼女が、彼のその手を手に入れることを思い巡らすシーンもありました。

そして極めつけが、顎のラインです。
老人特有のたるんだラインに、私はリアリティを感じました。

2人のかなりの年齢差を
「恋なので、しかたがありませんでした」
といった表現で彼が人に説明するシーンもよかったです。

また、無意識に人を試すように何かと後ろを向く彼女に
「悪いけど僕にはそれに付き合っている時間はない」
という大人の顔も素敵。
でも、どこかで引け目を感じて不安な彼の様子も、かわいらしい。

枯れ専、ですね。
この本を読んだあと、他にビジュアルが素敵に枯れたシニアが登場するマンガを探してしまいました。

◼️ストーリーの先見性
私は、このマンガが東日本大震災前に書かれていることを後から知り、驚きました。

細かいことはネタバレになるので省略します。

そういえば、彼女の東京本社からの九州在宅勤務も昨今の「働き方改革」の流行からすると先をいってます。
とはいえ、在宅勤務は以前にも流行ったのですが。

◼️いろいろちょうどいい

全4巻、ちょうどよかったです。

田舎の親族の集う様子、
祖母との思い出、
職場の雰囲気、
彼女の友人との会話、
彼女と教授との小さな諍い、
非常事態。

いろいろなシーンを読み、共感し、ドキドキし、幸せな気持ちになる。

全4巻の中に、いい感じに詰まってるなあ、と思いました。

 

 

家に帰ったら、また読み返そうと思います。

…あっ、思い出した!

教授の名前は
カイエダ ジュン。

つぐみがはじめてその名前を聞いたときに、すぐに正しい漢字が浮かんだので、
「変だな」
と思います。
その理由は、つぐみが読んでいる雑誌に寄稿していた人と後でわかりました。

最近の電子書籍のテレビCMでは、イケメン俳優さんが女子にごほうびにマンガを奨めるシーンがあります。

このマンガも、そういうマンガです。

「あー、もー、つかれた。」
「ちょっと違う世界に連れてって」

と、寝る前に寝落ちのために選びたい作品です。

傷ついて、こじらせた、目の大きな主人公に感情移入して、一緒に傷を治癒してまた幸せな眠りにつきたいなあ。

そんなことを思った、本日のブログのシメでしたm(_ _)m。