【常喜寝太郎/着たい服がある】私が読んだ服飾マンガ(その1)

こんにちわ!
とある週の土曜日朝、日テレのズームインサタデーを見ていたらロリータファッション界の話題として「着たい服がある」が紹介されていました。
ご縁があり、たまたま私も最近読んだマンガです。
最近の私のソーイング熱も、
「着たい服を作りたい」
というところから来ています。
特に、突飛な色柄が好きなので、
「もしかしてこのマンガで私の行動が正当化してもらえたらいいなあ」
という気持ちもあり、読んでみました。

 

 

「着たい服がある」の主人公は、大学を卒業したら小学校教諭になる予定のマミです。
高い身長、キツめの顔立ちから、回りからは宝塚の男役のような「かっこいい」スタイルを期待されます。
しかし実は真逆に、ロリータファッションに憧れていて、高校卒業の日に原宿で駆け込んだ店で服を購入します。
しかしその服を着る勇気はなく、クローゼットに隠して数年、今に至りました。
しかし、信念を持って奇抜なファッションをしている男性「小澤さん」とバイト先で出会い、マミも一歩二歩と踏み出しました。
やっと外でロリータ服を着ることができたマミは、その後の人との出会いのなかでまた内面も変わっていきます。

「着たい服がある」はDモーニングにて連載中です。
全5巻予定、現時点で既刊4巻。
作者は滋賀県ご出身の常喜寝太郎(つねき・ねたろう)さんで、趣味は服を買うことと格闘技という男性です。
ミュージシャンその他マルチな肩書き、才能をもつKERAさんが、このマンガに監修に入っておられます。
また、作中に出てくる「KERA」というwebコンテンツが実在することを、今知りました。
元々の紙媒体の雑誌は既に廃刊しているそうですが、きゃりーぱみゅぱみゅさんがストリートスナップで見いだされるような有名な雑誌だったようです。

今や四捨五入すれば還暦のわたくしが、この本を読んで思ったことは以下のとおりです。

◼️知らず知らずかける呪縛の功罪
マミは、子供の頃から「かっこいい」ことを望まれて、長いこと「カワイイ」を封印していました。
特に、母親からの繰り返される言葉は大きかったのではないかと想像します。
私は子供は持っていませんが、人に呪縛をかける側にはまわりたくないと感じました。

しかし、周りの立場に立てば、素直に思っているとおりに誉めているだけで罪はありません。
結局、それをどう受け止めて自分がどう変わるかは本人次第なのだよなあ、と思い直しました。

…でも私も誉めるついでに、
「●●なんて似合わない」
と余分なディスカウントをしているかもしれない。
それは、ほんとに要注意だなあと、また思い直しました。

◼️ファンタジーかリアルか
最近、
「マンガはファンタジー」
と思い込んでいる私です。
創作では、運も偶然も気前よく織り込めます。
そしてマンガは映像と違って、紙とペンで何でも表現できます。
(長年の努力で培った技術や閃きの才能が必要なのはもちろんですが)

この本を2回読んだうちの1回目は、ファンタジーだと思っていました。
しかし2回目を読んで、気持ちが変わりました。

原宿のロリータファッショニスタなら、この話は夢でもファンタジーでもないかもしれない。カリスマも、ストリートスナップで世に出たのです。
リアルなマンガだと思いました。
でも、夢のようなロリータファッションや世界の「Harajuku」という場所があってのリアル。
リアルだけど、とてもレアなのだよなあ、とまた思い直しました。

◼️結局私はこの本を読んで着たい服を着るのか
空(天井)を仰いで考えてみました。

うーん、いろいろ鑑みて、どうかなあ。
無難にしてるのがよさそうだなあ。
着たい服を作る、ところまではしてみたいと思っています。
着るかどうか考えるのは、服ができてからですね。

 

 

この「着たい服かある」のなかで、奇抜な服を着るバイト先の小澤くんをみて、思い出したことがあります。
小学生のときに私は、ピンクの長袖の服の上に水色の半袖を重ね着して母に注意されたのでした。
近所の人が、母に
「●●ちゃんが変な格好で歩いてたわよ」
と教えてくれたそうです。
「ああ、ダメかなとは思ったけどやっぱりダメなのかあ」
と子供心に思ったものです。

それは今思い出してもやっぱりダメなのですが、
「何か違う道もあったのかもしれない」
とも感じます。

最近少しだけ色を変えたこのブログの配色も、ターコイズブルーとマゼンダでそのときの組み合わせに近いものです。
やはり私が好きな函館新幹線は緑にピンクのラインの配色です。調べてみると「変だ」という意見が目につきました。
子供の頃から本能的に好きな配色は難しいものだったのだと、今回知らされたところです。
 

 

さて、この「着たい服がある」のマンガを読んだことがきっかけで、ロリータファッションの精神性、哲学に少しだけ触れることができました。
ここから派生して、映画「下妻物語」を見ました(友情物語でびっくりしました( ゚Д゚))。
ロリータファッショニスタによる本も読みました。
知らなかった世界をひとつ(ほんの少しだけ)知ることができました。

この「着たい服がある」は、男性によるロリータファッションをモチーフにしたマンガです。
淡々と、生々しくないところがいいのです。
それは、私にとっては感情移入することなく読めたということでもあります。
あと、このマンガはまだ未完で、予告によるとこのあと小澤くんの物語が待っているようです。
そここそが、この本の真骨頂なのかもしれません。

今回のブログはなかなか進まず書けず、どうも私の感情が動きにくいことに気づきました。

年なのかなあ、
枯れたのかなあ、

と思いました。
介護と身体の不調が最大の関心事になっているあたりは、ステロタイプに老人です。

「これではいかん。好きな服を選んで着てどこかに弾けにいこう」
と気合いを入れて、今回のブログは終了です~(*´▽`*)