「親が倒れた日から、いつかくる…その日まで。 かぶらぎさん家のケース」を読んでいます

こんにちわ!
今日のブログは、昨日ブログでご紹介した「くらやみ祭ってナンだ?」の続きで、同じ著者のかぶらぎみなこさんの本のご紹介です。
(昨日のブログ ↓)

【府中で本を買う】令和初・私のミニ旅行(その6)

「くらやみ祭ってナンだ?」をニュース記事で知ってすぐに電子書籍を探して、
「電子書籍化されてないー(泣)」
とわかりました。
そして、
「他にどんな本を出しておられるのかしら?」
と気になって検索してヒットしたのが、この
「親が倒れた日から、いつかくる…その日まで。」の本でした。

「読んじゃおっかなー」

と思ったものの、

「ま、時期が来てからでいっか」

とその場は購入を控えました。
それが4月のこと。
そして結局電子書籍でこの本を買ったのが、6月後半のことでした。

たった2ヶ月で、私にもその「時期」が来てしまいました( ゚Д゚)
今日は、この本のご紹介です。

 

 

2010年春、かぶらぎさんの69才のお父さまが脳梗塞で倒れて、そこからの介護生活の記録です。
この本の紙の本の初版発行は2015年4月30日ですので、介護がまる5年になったときの出版ということになります。

巻頭の人物相関図によれば、お父さま以外で関わる方々は

お母さま(自営でお店営業)、
父方の伯父さま(仕事あり)、叔母さま(遠方)、
母方の叔父さま、
かぶらぎさんのご兄弟の妹さん(海外で仕事)、弟さん(自営でお店営業)、弟さんの奥さま(仕事あり)、甥ごさん、姪ごさん

です。

他にも、ご近所の多くの方ができる範囲で自然に協力を進み出てくださったそうです。

そしてご本人のかぶらぎみなこさんは、イラストレーターであり勤め人(介護当初)です。

私はタブレットで読んでいるので気づかなかったのですが、この本はイラスト1ページ→文章1ページのパターンを繰り返しているので、とても読みやすいのです。
また、マンガだけで話が進むよりも情報量が多いはずです。

この本のことは、前述の「くらやみ祭ってナンだ?」のご推薦文(by 府中市郷土の森博物館の小野館長)の中にも登場します。

実はこの本、かぶらぎさんと初めて会う以前に、府中に住む知人から贈られ読んでいた。親御さんの介護現場の苦闘を味のあるイラストと文で描いたものだが、どこか自分を突き放して見ているところがあり、実に好感が持てる。読者がその渦中にある時でも安心して読める本だと確信した。

そう、それだ!それです!

前回のブログを書くときにこの推薦文を読み直して、深く頷いたのでした。

ドロドロしていないのです。

電子書籍では、「この本もどうですか?」と他の本も勧められます。
レビューを見ると、どうも持ちたくない感情が引き出されるエピソードがありそうな気配で、読むことに躊躇するものもあります。
その点、かぶらぎさんのこの本は、まさに安心して読めます。

あらためて目次を見て各タイトルを読んでみたら、「情報を伝える」という、かぶらぎさんのスタンスが見えてきました。

「はじめに」でも、

(前略)
…これから介護される方にも、今現在介護中の方にもなんらかの形で私たち家族がしてきた経験が、お役に立てばとそんな事を考えつつ、介護日記をまとめてみました。

との、かぶらぎさんのお言葉がありました。
そのとおり、目次に並ぶタイトルは、有用な情報にたどり着きやすい、わかりやすいものでした。

私は今、この本を2回読み終えたところです。
1回目は、筋を追い自分と比較しておしまいでした。
2回目には、前回目に留まらなかった情報が、頭に入ってきました。
きっと3回目以降は、参考資料として「たしかあそこにあんな情報が…」と何度も開くことになるのではないかと感じています。

例えば、いまたまたま開いているページは、
第6話「ひと月数百円! お得すぎる自宅介護のコツ」
です。
手すりの種類や、便利だったものをかわいいイラストで紹介されています。
ここ、多分あとで、見返しにきます。

他に、洋服を着やすく直せるといいという情報もありました。
ミシンを買ったことが、ここから活きるのかしら??

また、本のなかで甲斐甲斐しく動くかぶらぎさんの自画像イラストを繰り返し見ていたら、どんどん身近に感じるようになりました。
お会いしたこともないのに、介護友達が一人増えたような嬉しい気持ちでもあります。
本来なら「先生」と呼ぶべきところなのに、僭越ですみません f(^_^;。

 

 

ところでメールの購入履歴を調べてみたら、私がこの本を購入したのは、私の母が倒れてから3日目の夜でした。

その後朝にかけてこの本を読み、

「私がやろうと思っていたことは無謀」

と気づくことができました。

この本を読んで感じたのは、
「みなさん忙しいとはいえ、これだけ多くの方が関わっても大変なのが介護

ということでした。

私な母が倒れてから決めていた方針として、私の時間の全てを母に充てたいと思っていました。
しかしそれは共倒れへまっしぐらの道であると気づきました。

そしてこれをきっかけに、友人や知人に連絡をしてみたところ、近々に会って話をできる場を作ってもらえました。
忙しい中、もしかしたら無理をしてくださっている方もいるのかもしれませんがお言葉に甘えて話を聞いてもらい、また同年代の体験を聴いて参考にしたいと思っています。

介護は情報戦、と何かで読みました。
一人でどんどん抱え込んでストレスを溜め込んでいくはずだったところを、この本に助けられました。
不思議なご縁だなあと思います。

この本は副題のとおり
「かぶらぎさん家のケース」
ではあるものの、そこに語られる体験の多くは汎用性があるものでした。
早くにこの本に出会えたことを感謝しています。

 

 

さて、この本がどのくらい売れているのかはわかりませんが、今後もっと評価されて、多くの方に役立つことを願います。

そして、介護→祭→と情報を提供してくださっているかぶらぎさんが次は何に関わり興味を持って、いつどんな新作が公開されるのかが楽しみです。

今は「くらやみ祭」でお忙しいことと思いますが、今後のご活躍をお祈りして、今回のブログの〆とさせていただきまーす。