マンガ「江戸モアゼル」を読んでいます

こんにちわ!
最近、気がついたらちょっと江戸好きになっていたmorningstarです。
今日は、キリエ先生のコメディマンガ、「江戸モアゼル」をご紹介します。

 

 

主人公は、江戸時代の吉原からタイムスリップしてきた女郎の「仙夏」です。

仙夏は、郭の若い者「平吉」と、水揚げ直前の新入り女郎「寿乃」と3人一緒に、平成の世の東京に飛ばされてしまいました。

仙夏の平成での仕事は、コンビニ店員のバイトです。
その粋で気っ風のいい言動や色香で、日々お客さんや同僚の蔵地くんを翻弄します。

おっちょこちょいな三枚目の平吉は毎回職質される憂き目にあい、寿乃はすぐに平成に馴染んでどんどん変わっていきます。

私は、このマンガの様式美が大好きです。
毎週放映される時代劇のように、毎話で1ページ目から同じパターンが繰り返されます。
江戸3人組以外の平成の登場人物もキャラクターが生き生きしていてテンポも良く、引き込まれます。
長くはないページで一話ずつ完結する中で、全体の物語はゆるやかに動いていきます。

中でも、玄人であるはずの仙夏のちょっと切ない恋は、女性として感情移入できました。
コメディではありますが、主人公の仙夏は
美しく
艶やかで
さっぱりしていて
嫌なことは隠しきれず
少女のように可愛らしく
いじらしくて、
魅力的です。

「江戸モアゼル」は、幻冬舎コミックスから発行されています。
掲載紙は、2012年からコミックスピカで、2015年から2018年まではデンシバーズです。

コミックスは、全3巻で完結です。
一巻目のタイトルに「1」がないのは、おそらく好評で新たに続編が始まったものだろうと考えています。

平成の東京を舞台にしていますので、身近な場所も出てきます。
スカイツリーから徒歩15分の長命寺の桜餅について、
「平成でもまだ売ってるみたいですよ!」
とタイムスリップ3人組が向島に行く回もあります。
これを読んでから、
「私もいつか長命寺の桜餅をいただくぞー!」
と決めております

仙夏はすぐに芝居がかって自分の世界に入り込むという笑えるキャラクターですが、郭から出ることができない運命の悲しみをその目にふと見ることもあります。
何回でも読み返したくなる、私には深く密度の濃い作品です。
そして、未完ならまだまだ追いかけるはずでした。
終わってしまって残念です。

 

 

 

 

私がこの「江戸モアゼル」のマンガに出合ったときは「今」だった平成の世も、「今は昔」になってしまいました。
今回、久々にページをめくって(タブレットで)、
「ああ、平成かあ(タメイキ)」
と驚いたものです。

私は2つ前の時代の人で、仙夏は5つ前の時代の人だと思うと、あまり大きく変わらないような気もしてきました。
長い江戸時代には苦労も多かったけれど、賑やかないい時代の江戸の町の住人は私たちよりも豊かであったかもしれません。

辛い境遇のはずの仙夏の明るさ(?)が、そんなことも感じさせてくれた「江戸モアゼル」でした。

※本ブログの内容に誤りがあったため、2021年1月22日に関連記載を削除いたしました。
ご迷惑をおかけした各位には、心からお詫び申し上げます。