点字アート作品展〜テンジノテンジ inアミューズミュージアム 2018年11月20日(火)〜11月25日(日)

先日、首都圏からくまもとを応援する「クマコネ(熊本コネクションプロジェクト)」の今年度4回目の交流会が、有楽町の交通会館で開催されました。
その際に「ブレイルフレンドリープロジェクト」代表の加藤さんのご発表に心を動かされました。

ブレイル(braille)」は「点字」の意味です。
プロジェクトの目的は、「見える」人も点字と友達になって遊んでみよう!ということだそうです。

代表の加藤さんは、お住いの熊本の市民楽団に参加されて、各地の病院・施設でボランティア演奏をされています。
訪問先の一つである熊本県立盲学校での演奏がきっかけで点字楽譜に出会い、このプロジェクトを立ち上げられました。

昨日、その作品展に行ってきましたので、こちらでご紹介をさせてくださいませ〜m(_ _)m。

 

作品展は、浅草、浅草寺そばアミューズミュージアムの「2階 手仕事のギャラリー&マーケット」で開催されています。

日程は2018年11月20日(火)から25日(日)までの6日間です。
時間は10時〜18時で、最終日の25日だけは16時までになりますのでご注意ください。

アミューズミュージアムは、サザンオールスターズや福山雅治さんの所属するあのアミューズさんが運営主体の私立美術館だそうで、びっくりしました。
今回の、「点字アート作品展〜テンジノテンジ」は入場無料です(美術館は有料だそうです)。
1階奥の階段を上がって、会場へおいでくださいませ~。

 

■美術館入口

■ポスター

点字アート作品展〜テンジノテンジ~  in アミューズミュージアム

日時 2018年11月20日(火)〜11月25日(日)
10:00~18:00(25日は16:00まで)
入場無料
※美術館(常設展など)への入場は有料です。
会場 アミューズミュージアム 2階
手仕事のギャラリー&マーケット
住所 東京都台東区浅草2-23-3
<電車利用>東京メトロ・東武伊勢崎線・都営浅草線・つくばエクスプレス「浅草駅」から徒歩5~8分

点字アートって何?
点字は、おもに目の不自由な人が指でふれて読む文字です。
点字の色や素材をアレンジしたアート作品「ブレイルフレンド」の展示をします。
見るだけでなく、作品をさわったり、楽器を演奏したり、いろいろな使い方ができるので、どんな人でもいっしょに楽しむことができます!

点字体験ワークショップや、点字モチーフのグッズ販売もあります。
ぜひお越しください!

 

■作品展の中で特に私が好きな作品 その1「星めぐりの歌」

「この作品の色が特に好きなんです」と加藤さんにお伝えしたら、今となってはこれをどう描いたのかがわからないとおっしゃっていました。リオオリンピックがTVで流れる中余震に耐えながら作製されていたとのお話をうかがい、何も知らない自分に気づいて言葉がありませんでした。同じテーマでも一つ一つの作品には別々のストーリーがあるのですね。

■作品展の中で特に私が好きな作品 その2「ねこふんじゃった」

おうちに飾りたいナンバーワンです。そして点字を解読したくなりました。この配色が大好きですが、額の色を含めて別の3色も見てみたいです〜(紙が変われば4色?)。

■作品展の中で特に私が好きな作品 3「Aura Lee」

■作品展の中で特に私が好きな作品 その4「永訣の朝」宮沢賢治

けふのうちに
とほくへいってしまふわたくしのいもうとよ
みぞれがふっておもてはへんにあかるいのだ
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
うすあかくいっさう陰惨いんさんな雲から
みぞれはびちょびちょふってくる
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
青い蓴菜じゅんさいのもやうのついた
これらふたつのかけた陶椀たうわん
おまへがたべるあめゆきをとらうとして
わたくしはまがったてっぽうだまのやうに
このくらいみぞれのなかに飛びだした
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
蒼鉛さうえんいろの暗い雲から
みぞれはびちょびちょ沈んでくる
ああとし子
死ぬといふいまごろになって
わたくしをいっしゃうあかるくするために
こんなさっぱりした雪のひとわんを
おまへはわたくしにたのんだのだ
ありがたうわたくしのけなげないもうとよ
わたくしもまっすぐにすすんでいくから
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)
はげしいはげしい熱やあえぎのあひだから
おまへはわたくしにたのんだのだ
銀河や太陽、気圏などとよばれたせかいの
そらからおちた雪のさいごのひとわんを……
…ふたきれのみかげせきざいに
みぞれはさびしくたまってゐる
わたくしはそのうへにあぶなくたち
雪と水とのまっしろな二相系にさうけいをたもち
すきとほるつめたい雫にみちた
このつややかな松のえだから
わたくしのやさしいいもうとの
さいごのたべものをもらっていかう
わたしたちがいっしょにそだってきたあひだ
みなれたちゃわんのこの藍のもやうにも
もうけふおまへはわかれてしまふ
(Ora Orade Shitori egumo)
ほんたうにけふおまへはわかれてしまふ
あああのとざされた病室の
くらいびゃうぶやかやのなかに
やさしくあをじろく燃えてゐる
わたくしのけなげないもうとよ
この雪はどこをえらばうにも
あんまりどこもまっしろなのだ
あんなおそろしいみだれたそらから
このうつくしい雪がきたのだ
(うまれでくるたて
こんどはこたにわりやのごとばかりで
くるしまなあよにうまれてくる)
おまへがたべるこのふたわんのゆきに
わたくしはいまこころからいのる
どうかこれが天上のアイスクリームになって
おまへとみんなとに聖い資糧をもたらすやうに
わたくしのすべてのさいはひをかけてねがふ

■「点字でしおりを作ろう」ワークショップ 1枚300円(2枚500円)
10~15分くらいでできます(実は私もちょっとやってみたかったです~)

「ブレイルフレンドリープロジェクト」公式サイトによると、点字アート体験セットが2000円+消費税で分けていただけるそうです。今回はお持ちかどうかわかりませんが、興味のある方はワークショップのときに加藤さんにきいてみてくださいね。

■「点字のメッセージ入りギターピックのネックレス」
(オススメグッズ!これなら失くさないのです)

テーブルの右の籠がネックレスです。右にあるのは加藤さんのマンドリンです。ちょうど弾いてくださっているところに居合わせたので、耳もうれしい空間でした。

 

 

ところで、作品展の奥の棚には焼き物がありました。
触ったときに突起の感触が楽しいペンダントや器が素敵です。
この作品展のために、制作されたそうです。

製作者は、熊本県西区金峰山の工房で作陶されている、KAZU窯田口和代さんです。

釉薬もご自分でお作りになるそうです。
この釉薬の感じが、私が好きでいつも探してしまうタイプの陶器です。
あー、どうしよう。
うー。
えーい。
と、お家に連れて帰ってしまいました。
(グッズのお会計は1階になります。加藤さんかスタッフさんに仰ってください)

手のひらに凹凸を感じながらお茶やお酒をいただくのは、年をとった母が使ってもいいなと思いました。この刺激は新鮮です。

「KAZU」さんの銘がしっかりとあります。行ってみたいと思っている金峰山で産まれたお品です。加藤清正公ゆかりの場所をめぐりたいと思っておりましたが、金峰山には島田美術館もあるとは知りませんでした。

さっそくこの器で、球磨焼酎をいただきました~。より美味しゅうございました!

 

さて、点字アート「ブレイルフレンドリープロジェクト」代表の加藤さんの現在の大きな目標は、誰もが楽しめる点字を使った絵本を作ることです。
現在、クラウドファンディングでサポーターさんを募集中です。

ご興味がある方は、ぜひサイトも見ていただければと思います。

【サポーター募集中!】誰もが楽しめる点字を使った絵本を作りたい! | ドリームレイジング×熊本 – クラウドファンディング

このサイトでご紹介されている、視覚障害のある女性から加藤さんに届いたというメッセージが、このプロジェクトを理解するにあたり私の心に一番響きました。

「私は目が見えないが、子どもは見える。点字の本を読んでいても、私は意味が分かるが、子どもにとってはただの真っ白い紙。何か色やイラストでもついていたら内容を共有できなくても、一緒に楽しむことができるのに、と思っていた。」

作品展には、絵本の試作本がありました。
私の好きな作品が入っているので、クラウドファンディングからの応援は3000円コースにしました。このコースは、完成した絵本が届きます。

他にもサポート方法には種類があり、「点字のメッセージ入りギターピックのネックレス」がいただける5000円のコースもあります~(^▽^)/

私のブログではプロジェクトについて語り切れていないので、くわしくは「ブレイルフレンドリープロジェクト」の公式ホームページをご覧いただければ幸いです。

ブレイルフレンドリープロジェクト(Braille Friendly Project)

 

素敵な会場で開催されているこの作品展は、作品は色が輝いて美しく、グッズが楽しい空間でした。
2018年11月20日(火)から25日(日)の間に浅草へ行くことがあれば、ぜひお立ち寄りいただければと思います~。