こんにちわ!
前回のブログに引き続き、今回も「ライチョウの生態」がテーマです。
ライチョウの生態(その1) | Andastar
今日も、気になったことからバラバラとご紹介しております。
■ライチョウの名前の由来
日本名のライチョウは、雷鳥と書きます。
ネットでは、
「霊の鳥(れいのとり)」が「らいのとり」へ、それが、江戸時代くらいから「ライチョウ(雷鳥)」になったのではないかという記事を見ました。
たとえば富山では、ライチョウは立山神として愛されてきました。まさに霊の鳥です。
カミナリ絡みでは、天敵がいない雷のときに飛ぶから、とか、雷にまつわる伝説がある、といった情報も見ます。
「元始、女性は太陽であった」の言葉が有名な平塚らいてうさんは、「雷鳥」を自由に羽ばたく鳥として自分の名前に選んでいらっしゃるそうです。
ライチョウの学名については、以下の通り引用させていただきます。
学名はLagopus mutaで、ラゴプスは「ウサギの足」、ムタは「無声の(※2)」という意味を持ち、指先まで羽毛が生えた足、頻繁には泣かないといったライチョウの特徴を表しています。
(※2)mutaは「変わる」という意味を示すという説もあります。
そうか、ライチョウは頻繁には、鳴かないのかあ(@_@)。
前回YouTubeで聴いたカエルのような鳴き声は、多分ナワバリに侵入者(撮影した人)が入ってきたので威嚇していた声なのでしょう。
撮影者の方はルール通りの登山道を歩いて、ルールに則って離れた場所から撮影されているものと思いますが、そのライチョウさんたちにとってはきっとマイエリアだったのですねー。
ちなみに、初めの動画をみたときは、
「モノマネ芸人さんが声を当てているのでは?」
というくらいな違和感と、鳴き声に立体感がありました(@_@)。
■立山のライチョウの冬
アルペンルートの閉鎖とともに、立山には静寂が訪れます。そこは限られたものたちだけが生きる世界です。
この文章で始まるこのページが、心に残りました。
立山黒部アルペンルートは、12月1日から4月14日まではクローズです。
たった今この時間も、そこにあるべきものだけの世界が存在していることに言葉がなく、胸が詰まるような緊張感を覚えました。
吹雪が止んだ朝、午後4時過ぎ、そこかしこで「ガガァー」という鳴き声が聞こえ出します。真っ暗闇の中を、ライチョウたちは雪面を歩いて餌場に登って来ます。
ライチョウの強く鋭いくちばしで、凍った場所を掘り出して餌を食べます。
そして寝て、また食べて、を繰り返して夕方にねぐらへ帰るそうです。
ご紹介している「ライチョウ見守りネット」のページには美しい写真も多数ありますので、よかったらリンク先をお読みになってくださいね。
冬の生活 | ライチョウ見守りネット
■ライチョウのえさ
以下については、こちらのページを参考にさせていただいております。
餌の変化 | ライチョウ見守りネット
ライチョウは、主に植物を食べます(冬以外は昆虫も食べます)。
それも、果実や種子だけではなく、ほとんどの部位について餌として使います。
中でも、ライチョウが葉を常食としていることは珍しいことだそうです。
晩秋から初冬にかけては雪の上に姿を見せている植物を食べます。背の高い植物の葉くらいです。
厳冬期にはほとんど雪で覆われてしまうので、限られた場所の露出する植物を食べることになります。
春からは、見える場所に餌になる植物があるので安心です(ほっ)。
当たり前といえば当たり前ですが、繁殖シーズンには食べ物がいっぱいあるわけで、特に安心です。
やはりそういうふうにできているのですね。
そうして食べ物には不自由しない状態で育つヒナも、数カ月のうちには厳冬期を迎えるわけです。
今このときも、0才のライチョウが、少ない餌のために凍った場所をつついているのでしょうか。
もう春も近く暖かくなってきたので少し違うかもしれませんね(ほっ)。
参考にさせていただいたページは「餌の変化」のページです。
餌の変化 | ライチョウ見守りネット
ライチョウの餌が、季節の変化で細かくどう変わるか、よかったらご覧くださいませ〜。
ライチョウシリーズ、今日も軽く切り上げて(その3)に続くことにしました。
よかったら、またお付き合いいただければ幸いです〜\(^o^)/。